『4』 易断
かつては幻の植物の茎を使用した50本の筮竹が示す天の声。 その声を黒と赤に色分けされた算木の並びで64種の卦を出すのが易断。 さらにこの64卦は6種の爻にわけられることで、易断の解は384もの鑑定が出てきます。 その鑑定結果の漢文を如何に現代の、しかも依頼者の相談事に合致させることができるか。 それこそが易者に要求される素養と知性と明晰さです。 ここには直観も霊感も不要です。 研ぎ澄まされた知性。これこそが易断です。