【a_talk-episode 1】
・・・モリコロパーク探訪・・・ | |||||||||||
名古屋市の東に位置する長久手町の東部丘陵地帯の一角を占める旧愛知県青少年公園、今の愛・地球博記念公園(愛称・モリコロパーク)だ。2005年3月25日~9月25日(185日間)愛知万博「愛・地球博」が行われたのはかれこれ7年も前で、入場者数2,000万人を超える盛況な国家イベントであった。懐かしさもあり今の愛・地球博記念公園(以下、愛称・モリコロパークも併用)を訪ねてみた。
この日はあいにく朝より雪模様の天気であり、やはりモリコロパークではこの雪も交えて出迎えてくれた。開催期間中は色々と近代設備、各国のパビリオン、企業のパビリオン等で面白く驚かされた事が多々あったのだが今は自然環境を優先しているのか、ただ駄々平成24年2月9日取材分・・・・・
名古屋市の東に位置する長久手町の東部丘陵地帯の一角を占める旧愛知県青少年公園、今の愛・地球博記念公園(愛称・モリコロパーク)だ。2005年3月25日~9月25日(185日間)愛知万博「愛・地球博」が行われたのはかれこれ7年も前で、入場者数2,000万人を超える盛況な国家イベントであった。懐かしさもあり今の愛・地球博記念公園(以下、愛称・モリコロパークも併用)を訪ねてみた。
この日はあいにく朝より雪模様の天気であり、やはりモリコロパークではこの雪も交えて出迎えてくれた。開催期間中は色々と近代設備、各国のパビリオン、企業のパビリオン等で面白く驚かされた事が多々あったのだが今は自然環境を優先しているのか、ただ駄々広いと言う空間しか見えてこない。またグローバルループなどそこで使用された物を記念という形で残してはあるが、その姿と言えば、鉄柱などは錆が浮いており幌などは破れ破れである。見るからに忍びない。また、万博開催中に迎賓館・レセプションホールとして天皇陛下や各国の要人をお持てなしするために使用された建物が今は「愛・地球博記念館」として残されている。内装などはその当時展示された物とか色々な資料が残されており、とても興味深い物もそこには置かれている。一度訪れる事もおすすめする。
万博開催中は予約をしないと見学出来なかった「サツキとメイの家」も、平日という事が良かったのか朝1番の見学コースにいとも簡単に参加出来た。見学料は大人一人500円だが映画「ALWAYS ・・・」ではないけれど昭和30年代の佇まいが見事に再現されている。内装の調度品や実際に生活出来る環境の設備等あり、リアルである。特にこれはスタッフにお聞きした事であるが、内装の調度品をレプリカではなく本当にその時代に有った物を数多く集めるのにとても苦労されたそうである。お客様をお迎えするには十分すぎると思えるのである。世代間で感じる事もあるとは思うがノスタルジーに酔いしれるのもまた一興かも。 それにしても、先に書いたグローバルループなどとの施設管理とは雲泥の開きを感じ取ったこの気持ちは何なんだろう。そして、これら以外に訪れた冷凍マンモスが置かれていた現アイススケート場と温水プール館、開催期間中はヨーロッパ等の外国館が有ったところに多目的広場があり広大な敷地を歩いてみたが、その当時の感動を記憶からよみがえさせられることは無かった。所々には万博の記憶の見せ場所はあるのだが、壮大な敷地についてのこれからのあり方、総じてまだ試行錯誤が続いているように見えるのである。
万博後の園内で、なにも手が加わっていない造成地や園内の所々に作られているモリゾー&キッコロの植栽オブジェを見ても今一つの見せ方に見えるのである。ミュジアムパーク&アミューズメントパーク等で人の記憶に残る人の集うパークを作って頂きたいものである。
それからもう一つ忘れてはならないのが万博開催に合せて運行が始まった東部丘陵線「Linimo」である。磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)の常設実用路線で、当時は画期的であったにも関わらず今は盛況かと言えば疑問である。やはりモリコロパークとの相乗的効果が必要なのか・・・。また、残念なのはホームに上がってもボックスで仕切られており外の空気感が味わえないのである。幾ら1,500ボルトの電流が流れていようが折角の東部丘陵、自然な空気感が味わえる工夫が欲しいものである。万博のテーマは「自然の叡智」ではなかったのか・・・。
ところで一つ心温まる出来事があった。それは公園西口休憩所内の事、竹とんぼ作りの先生に声をかけられ、「時間があるなら少し体験しない・・・。」と言われ、竹とんぼ作りや竹細工についてのレクチャーを受けた。その話し方等ほっと温まる時間を頂戴したかなと感じたのは多分自分だけではないのだろうと感じる。施設の充実もさることながらやはり人のコミュニケーション能力がなくてはならないものと思う。色々の難題は有るとは思うが「愛・地球博記念公園」(愛称・モリコロパーク)が今後どの様な発展を遂げていくのか見守っていきたい。広いと言う空間しか見えてこない。またグローバルループなどそこで使用された物を記念という形で残してはあるが、その姿と言えば、鉄柱などは錆が浮いており幌などは破れ破れである。見るからに忍びない。また、万博開催中に迎賓館・レセプションホールとして天皇陛下や各国の要人をお持てなしするために使用された建物が今は「愛・地球博記念館」として残されている。内装などはその当時展示された物とか色々な資料が残されており、とても興味深い物もそこには置かれている。一度訪れる事もおすすめする。 Photographer 岡田 朗 |
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