【a_talk-episode 72】
・・・国営木曽三川公園・138タワーパークを訪ねて・・・ | |||||||||||||||||
紅葉が一段と進んだある晴れた日に木曽川沿いを河口から奥へ奥へと進んだ時、その木々が生茂ったカーテンの向う側に巨大な鉄の足5本(・・・と思ったのである。)が突然現れ、その巨大な足が目の前を大きく伸び上がり天空に向っていた。そこにはSF映画で見た事のあるような現実が広がっていた。
そう、ここは愛知県一宮市光明寺にある138タワーパークの入口である。完成は1995年で前知事の神田さんが市長の時計画し完成させたそうである。
このパークは国営木曽三川公園の一部にあり、このタワーの他に芝生広場やつどいの広場、希望の塔等色々な遊び空間のある夢広場が広がっている。そしてこの時期、他の色々な公園等で行っているイベントで、光り輝くイルミネーションが施され、その感動を伝える手法がこのパークでも取入れられている。 そしてそのイベントの一環として芸人を呼んだショーを開いたり花火が打ち上げられたりとその段取りがこの広い敷地の中に所狭しと繰広げられていた。夕景から夜のその光り輝く光景が目に映るようである。ただ、一つ思った事は何時も健康の為にここを利用している方達に取っては、少々これらの段取りにより何時も自由に使えていたその施設等が、制約されるという事である。イベントには光と影は付きものではあるが・・・。そしていよいよこのタワーに触れて見た。
138は、そのネーミングの通り高さは138メートルだそうで、その最上には展望室があり展望タワーとも呼ばれており、鉄骨等で造形された巨大なツインアーチは圧巻である。このツインタワー138の最上階の展望室に行くには、そのツインアーチを支えるような造である真ん中の鉄柱の中に施されたエレベーターでむかうのである。2基あるので混雑時もある程度こなせるのではないかと思いながら、展望室拝観料(大人500円也)を支払いその1基の方に乗り込み上に向った。
エレベーターのドアが開いた時、その目の前に広がる景色は、期待していた通りの圧巻であった。それと言うのもこのタワーの回りには高さのあるものは存在せず(自然物や人工物)、全方位クリアなのである。いつか何処かで見た景色かと記憶の紐を解くと、そう斉藤道三から織田信長に移り、その難攻不落さが際立っていた金華山(旧稲葉山)頂上にある岐阜城であった。ここ138タワーは、南は濃尾平野が一望でき、遠くには名古屋駅前のビル群、北には岐阜駅前付近のビル群や、そして聳え立つ金華山の頂上にある岐阜城、東は小牧城、そして西は養老山地等一望に見えるのである。まるで天空を歩いているようである。因みにこの展望室には軽食等が頂けるレストランもあり、天空で味あう料理は特に美味しく感じるかも・・・。 この公園、実は最初にお話ししたが国立木曽三川公園の中にあり、この国立公園なるものは愛知、岐阜、三重の3県に関わる日本一広い敷地があるそうで、木曽川、長良川、揖斐川が流れている自然環境スペースを利用し、東海地方の人々のレクレーション利用増大に備えて整備された公園だそうで、ここ以外にフラワーパーク江南、ワイルドネイチャープラザ、アクアワールド水郷パークセンター、木曽三川公園、桑名七里の渡し公園等存在する。そして今回のその中心となるのがこの138タワーパークで(高さの語呂合わせの都市伝説はこの際控えるとして・・・)近くで見ると本当に巨大な建造物である。
余談ではあるがこの建物付近の木曽川に掛る橋はこれら建物と対比するようなノスタルジーを感じさせられるもので有った。どことなくこれも心引くもので有った事を付け加えておこう。この国営公園、まだまだ見る場所も点在しているので今後の楽しみである。(木曽三川公園と桑名七里の渡し公園は既に伺ってはいたが・・・)
話は戻るが、今回のイルミネーションイベントのテーマは「Ring かがやく、明日へ。」だそうで「138タワーパークツインアーチのメリークリスマス2107」がサブコメントも着いている。幸せな時間を送って頂きたいものである。 Photographer 岡田 朗 |
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